ダイエット食品が人気の理由
食生活そのものが、がらりと変わりました。
巨大なステーキにフライトポテトといったメニューにあっという間になじんで、肉も山盛りのポテトもぺろりと平らげるようになりました。
しかもアメリカの町並みは車優先にできていて、歩いたりジョギングするのがなかなか難しい。
移動といえば車中心で、運動不足になってしまうんです。
ですからアメリカから帰ってきた頃、体重は一番ピークで、73キログラムになっていました。
その時点でいったん、減量しています。
断食道場に参加したのです。
山の中の施設で3日間絶食し、3日かけて復食するという断食コースを2回続けて体験しました。
一気に6〜7キログラム落としたと思います。
営業職への転職を前に、心機一転するつもりの減量でした。
50歳にして、よけいな贅肉を削ぎ落とし、新境地に挑戦したかったのです。
ところがそれからの8年間というもの、体重は常に右肩上がり。
どんどんどんどん増えていきました。
好きな酒のせいか、はたまた以前の会社では予想することすらできなかった接待地獄のせいでしょうか、またもや体には余分な脂肪が大量についてしまったのです。
合わせて血圧も高くなり、どうにかしなければいけないと危機感は持っていながら、毎日を忙しく過ごしていたのです。
肥満の本当の怖さを知ったのは、一昨年のことでした。
ある日、部下がサインしてくれと書類を持ってきた時のことです。
すぐにその場でサインをしたのですが、不思議なことに自分の名前が、書き慣れたはずの文字がうまく書けないのです。
さらさらさらっと走り書きをするはずが、右に線が引けません。
これはおかしい、変だ!と思い、あわてて自分の体を自分で点検してみました。
すると、まっすぐに歩いているつもりなのに、右足が思うように動きません。
本人は気づかないまま、右足を引きずって歩いていたのです。
どうも右半身が異常です。
急いで医者に行き、CT検査を受けたところ、左側の脳に軽い脳梗塞が起きていたことがわかりました。
脳梗塞を起こしてから1日か1日半以内だったら、薬を注入して症状を軽減することもできたようなのですが、私の場合はなんと、気づかないまま3日以上たっていたのです。
結果、ごく軽い障害が残りました。
その時医師に言われた言葉が、つくづく身にしみました。
「運が良かったですね。詰まる場所によってはもっと深刻な事態になっていたはずです。
リボルバーに弾丸1発放り込んだ、ロシアンルーレットみたいなものですよ」正直、震え上がりました。
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